2021.10.29
塗装できない屋根材【パミール】にご注意!
パミール屋根は1996年〜2008年まで販売されていた、ニチハの屋根材です。
ちょうどこの頃、建材に使われるアスベストが問題化し、
各メーカーがノンアスベストスレートを発売し始め、パミールもこの時の商品です。
ノンアスベストの屋根材として新築住宅で広く流通した屋根材ですが、
わずか数年で層状に剥がれ、ひび割れが多発し、普通のスレート屋根よりも短い時間で
屋根材としての機能を喪失し、ボロボロに崩れてしまうという事例が多発しています。
■パミールの劣化症状 その① 層状剝離
パミール屋根に発生する不具合や劣化症状は「層状剥離」「釘の腐食」の2つです。
層状剥離とは屋根材の表面が剥がれる不具合でパミール屋根の代表的な不具合です。
パミール屋根の層状剥離はミルフィーユ現象とも呼ばれており、
ミルフィーユのように何層にも分かれて剥がれてきます。
10年前後で見られるパミール特有の症状で、そのまま放置すると固定金具が錆びて、
屋根材が落下する危険性があります。
■パミールの劣化症状 その② 釘の腐食
パミールは屋根材だけではなく、固定用の釘にも問題があります💦
パミール屋根はラスパート釘と呼ばれるパミール専用の釘で屋根材を固定しています。
このラスパート釘はメッキ処理が薄いため、腐食、錆の進行が早く、
釘頭が錆びて無くなり、パミール屋根がズレたり、落下する不具合が発生します。
■パミール屋根のリフォーム方法
通常のスレート屋根は塗装工事は美観と品質の維持が目的となりますが、
パミールの場合は塗替えを行っても、塗膜ではなく、屋根材自体が剥離してきますので、
修理や塗装をしてもすぐに剥がれてしまいます。
パミール屋根はカバー工法か葺き替えによって屋根材を新しく張り替えるのが基本です。
理想は全撤去の葺き替え工事ですが、痛みが少ない場合はカバー工法でメンテナンスすることが出来ます。
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